鯉口ちゃん生きる

おかーちゃんの人生はおかーちゃんのもの

オタ活も家事育児も多少事足りないぐらいがうまくいくのでは論

娘が大荒れ週間に突入している。

とにかくおかーちゃんが側にいないといや、おかーちゃんがちょっとでも視界から外れるといや、おかーちゃんが遊んでくんなきゃいや、おかーちゃんが抱っこしてくれなきゃいや、抱っこしてる間におかーちゃんが審神者として蛍を集めるのもいや、おかーちゃんの興味関心がわたしから外れるのはいや、寝かしつけの最後におかーちゃんがいないと絶対寝ない、断固、絶対、何が何でも、一事が万事おかーちゃん、オールウェイズおかーちゃん、寝てもさめてもおかーちゃん、おかーちゃんおかーちゃん、この世の全てがおかーちゃんじゃなきゃいやだ、いやだいやだいやだ。

予防接種でさえ最近は5分もギャン泣きすればケロっとしているのに、寝かしつけでおかーちゃんがいない時はおかーちゃんが現れるまで30分でも涙をボロボロ流して怒り続ける。もうずっとこうだ。娘はおかーちゃんじゃないことにギャン泣きし、おとーちゃんは娘に拒絶されることに傷つき、おかーちゃんはいっときも休まらない、このままでは家族全員が疲弊していくだけなので、早いとこ娘には大荒れ週間を抜け出してほしい(あと2週間程度の予定)。

まあ、一緒に居てさえやれば比較的機嫌はいいので、そこは噂に名高いイヤイヤ期よりよっぽど楽だろう。今からイヤイヤ期を予想してはぐんなりしている。わたしのDNAを継いでイヤイヤ期や反抗期が穏やかであるはずがない。オタクおかーちゃんは小学一年生の頃、親との喧嘩をキッカケに激昂して家を飛び出し、隣町の従姉妹の家まで約5キロ二駅分を地図もスマホも持たずに完歩してしまうような幼女だった。怒りを原動力に突発の計画を完遂するようなアホみたいな行動力に満ちた子供だったし、今もあまり変わっていない。ああ、だから夫に似て欲しかった。世は無情。

 

前置きが長くなった。

というわけで今回のテーマは「大荒れの娘が四六時中もおかーちゃんと言ってのサザンモードだったので、オタクおかーちゃんはキーボードに向き合う気力がほぼなかった、それで分かったことがある」である。

娘を寝かしつけ晩飯を食べ家事を片付けて22時を過ぎるともう何かおもろいことをタイピングしようという気力が湧いてこない。これはオタク原稿でもそうだが、衣食住が事欠くほどハードな生活の中では、原稿をする「時間」はなんとか作れても、その時間内に「実行する力」を捻り出せない。でも原稿は〆切がやってくるので無理やり書くわけだが、その無理くり書いた文章を翌日読むと「うわー惰性でなんとか書いてるくそつまんねえ下手くそな文章ダワ……」で全消しする羽目になる。で、それが駄目なのかというとそういうわけでもないのが【趣味】の二次創作の面白いところだなと思う。

「誰に強要されているわけでもない自由な文章」と「〆切までに最後まで書き切って本の体裁にする(あるいはウェブ上にアップする)」は両立するでしょう、するんですよ、わたしはすると思う。

だからそのためには無理くり文章を捻り出す夜や朝はあるだろうし、そうやって無理くり文章を捻り出すこと自体が「書く環境を整える」ことにもなっている、毎日無理くりでも文章を捻り出し続ければそれが当然になる。そうやって字書きオタクは書ける量や距離を伸ばしていく感覚がある。

わたしはもう字書きオタクとしての全盛期は過ぎたかな、とは思っていて、それはもう単純に加齢による体力と集中力の低下が原因なのだけれど、若かりし全盛期の「めっちゃ元気、寝なくても平気、10時間ぶっ続けで書き続けられます、それを2ヶ月続けられます!終わってもすぐ次の〆切に向けて走り出せます!もう24時間ずっと寝ないで原稿書いていたい!」みたいな全知全能の万能感に空も飛べるはずだったオタク人生のボーナスステージはきっちり終了した。そう、あれはボーナスステージ、ただただ特別で貴重な時間で、それ以降は通常ステージを生きていかなきゃならん。で、その通常ステージというのが「原稿をする「時間」はなんとか作れても、その時間内に「実行する力」を捻り出せない」みたいなごくごく当たり前の状況だ。ごくごく当たり前に苦しい日々を、これまではボーナスでクリアしてきたから考えもしなかった「生活改善」「健康」「睡眠」みたいなもので補強して乗り切っていかなきゃならない。義務形なのは自分がそうしたいからである。

全盛期はまず眠いという感覚が分からなかった(気が狂っていた)。その後、「眠いけど栄養ドリンクで補強すればなんとか」という状態になった。「栄養ドリンクで補強すると翌日のダメージがでかい」から「ダメージが3日続く」となった。「睡眠不足翌日のパフォーマンスが2割減」だったのが「睡眠不足の翌日のパフォーマンスが7割減」になった。そして「無理をして睡眠不足になると長いこと体調を崩し原稿は進まず仕事に悪影響が出て生活が滞る」となり「必要な睡眠時間を確保し、生活を詰ませず、日々の仕事や家事をペースを崩さずこなす中で原稿をする、そのために必要な期間を取り、原稿以外の全てを滞らせないようつつがなく回すことで原稿の集中力を高める」みたいなことを考える必要が出てきた。意識ライジングだ。というか今までボーナスにかまけて何も考えていなかっただけで、真っ当なオタクならもっと若いときから考えていることかもしれない。

で、だ。

ここまで意識をライジングさせて整えようとしても、衣食住、これが大幅に足りていないと書く気力どころか書く時間さえ捻出できない。必要な睡眠時間を確保したらもう余暇は寝るのみになることもあるし、なんなら必要な睡眠時間に食い込むこともある。そこで無理くり文章を捻り出してみてもどうにもならない。翌朝見て「下手くそだなあ」で済まない、言葉が、小説が、一文字も出てこなくなる。この恐怖はすごい。この恐怖に苛まされながら家が荒れ、食事が荒れ、体調が崩れてパフォーマンスが落ち、原稿はできず、日に日に遅れ、どうにかしようともがくものの、全てがうまくつながらずに日々の負債が積もるスパイラル、いつしか書きたい気持ちを見つけることができなくなる……「詰んでる」状態になる。これは、なんとか避けなきゃいけない。何故なら結構簡単に詰むからだ。

オタクおかーちゃんは現在、「娘」が最優先で生きている。当たり前っちゃ当たり前だ。大荒れの娘がいれば彼女が満足するまで抱っこして歌を歌い踊りを踊り無限に話かけ高い高いをして散歩に連れ出しいろんなものを見せ絵本を読んでおもちゃを与えぶん投げられてはまた新しいおもちゃを手渡す。でもわたしたち愛してくれとは言わないよ。ではなく。

この状態で、寝かしつけの後、文章を書こうとしても、まず愉快なことは出てこない。疲れきっている。でも書こうとする。書けない。ぼんやりと時間が過ぎる。でも今日自由時間がなかったしまだ起きていたい……気がする……。

これが「詰む」というやつだな、と思う。わたしが睡眠不足になったら一番危険なのは娘だ。

 

思うので、この1週間ほど書かずにいた。書きたい気持ちが先走って、書くことが目的になって、書くための何かを探している時、なにかがあべこべになったような居心地の悪さを感じる。これは、二次小説でもオタクおかーちゃんブログでも変わらないようだ。

ただ、書きたい気持ち自体は邪魔なものではない。その気持ちをみぞおちのあたりに沈めながら、おかーちゃんの二の腕をちぎり取ろうとしたりトントン叩いたりする娘を抱っこして、何を書こうかなと考えていた。

で、それが今回のテーマ「大荒れの娘が四六時中もおかーちゃんと言ってのサザンモードだったので、オタクおかーちゃんはキーボードに向き合う気力がほぼなかった、それで分かったことがある」だ。まーなんとも前置きの長いこと!

 

「書きたい気持ち」は何かが少しだけ欠けているときに湧いてくる。大幅に欠けていては無気力になり、全てに満たされているときは湧いてこない。

多分この「ほんの少し欠けている状態」というのが何かを書くのには必要で、少なくともわたしには必要で、少しさみしかったり、悲しかったりという感情が、書きたい気持ちと手を繋いで、お互いを慰め合ってるような気がする。

それに改めて気づいたとき、オタクおかーちゃんの家事育児方針がもう一つ決まった。

 

「書きたい気持ちをじんわり持続できる程度に欠けた家事育児」

これである。

 

掃除洗濯その他諸々の家事を、朝イチで全部終わらせようとしていた。だが、今は育休中。娘のお世話の合間に細々片付けていき、今日が終わるまでにじわーっと終わっていれば生活は詰まなくなーい?食洗機がいっぱいになるまで食器溜めてようが死ななくなーい?

赤ん坊の機嫌は誰かが操れるものではないので、大荒れのときは他に回していたリソースも娘に使う。足りなくなった分は補充しない。欠けたままにしておく。そうすると余力が持続できる。「書く時間」は捻出できなくても、「書く実行力」は娘に使っても、「書きたい気持ち」はじんわり持ち続けられる。

完璧に満たそうとするとかえって書きたい気持ちが消えたり疲れきったりしてしまう。何か書きたいな〜何にしようかな〜と考えていられるぐらいの精神状態、を保てるレベルの家事育児の完成度を目指すと、割とうまいこと回るんじゃないだろうか。どうかな。

 

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原始反射、もう完全にないと気付いた瞬間。

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ぬいぐるみに興味を持ち出して、なにやら喋りかけている。

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「離乳食はお供え物」と教えてくれたついったらんどありがとう(食べない)。

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オタクおかーちゃんの持ってる団扇、友達のノベルティか印刷所がくれたやつだからなぁ……と最近ようやく非オタ団扇を手に入れたら、下手なおもちゃよりよっぽど好きで、あおいでやるとゲラゲラ笑ってる。

 

大荒れなのと猛暑なのとで家に篭っていたらdアニメストアで全話完走してしまった。OP・EDのたびに一緒に歌い踊った結果、娘には「アンバランスなkissをして」が一番反応がよかった。分かる。